2019.03.29

「帰って来たよ」五十数年ぶりの奥多摩

昔の会社時代の山仲間が集う「山酒会」例年は秋に実施しているが今回は早春の奥多摩を訪ねた。奥多摩と言えば山歩きを始めた中~高校時代に通ったものだ。そのころ読んだガイドブックに奥多摩から山を始め日本アルプスなど各地の山を登った後に高齢となり「帰って来たよ」とゆっくり歩く、と言った表現があった。今の我々みたいだな(平均年齢ほぼ70歳)

4人は青梅線の古里(こり)駅から御岳山に登り、1人は武蔵五日市駅から日の出山経由で宿坊に泊まる。翌日は大岳山に登り鋸尾根から奥多摩駅へ下ると言うプランを幹事のSさんがセットしてくれた。今どき駅から歩きだし駅に下る、という山行も珍しい。

 

 

 

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2019.02.04

雪の妙義山

先日、1日の金曜日に浅間山を滑りに行こうと早出ちした。
ここ数年噴火情報レベル2だったので近寄れず、昨年1になったので、
やっと外輪山まで行けるようになったので。
今年も寡雪だが軽井沢で10cm程度の積雪が想定されたので。

(最近行ってなかったので)なんとなく松井田妙義ICから高速に乗り碓氷軽井沢ICへ
ガ~ン!! 軽井沢方面雪で通行止め。10cm程度だが・・・
どうしよう、と思ったが今日は晴天だろうし、靴は山を歩ける奴だし・・・
そうだ、前から「雪の妙義」が見たかったと思い直しそちたへ向かう。

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妙義神社下の道の駅駐車場。日の出を少し過ぎた頃、白雲山が染まった。

ここまで来たら妙義神社にお参りしないと。雪の石段を慎重に登る。
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微妙に曲がった階段がイイ

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先客(カメラマン)が一人

このあとは奥の中ノ岳駐車場へ。
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金洞山方面

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岩峰アップ、ここに車を置き、ストックだけ持って(スキー予定)歩きだす。

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筆頭岩

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いい雲が! 石門群入り口から登山道へ、雪の鎖場は通りたくないので
巻き道から。先行者が下りて来たがアイゼンをつけている。
降ったばかりで雪は軟らかいし、石段の多いコ-スなので無いほうが歩きやすいと思う。
バランス保持のストックの方が有効かと(慣れだな)

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第一石門、大体秋に来ている。
近道したので30分少々で第四石門広場へ着いた。

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お約束の第四石門と奥の大砲岩
右へ行き「日暮らしの景」へ

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これが見たかった! 浅間はまだチャンスがあるだろう・・・

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左は大砲岩とゆるぎ石

さて、まだ時間も早いし、麻苧の滝に寄って帰ろうか。
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一番下の「孫滝」ちょっと氷り足らんな・・・

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吊り橋から、一応津永っているな

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核心部、やはり奇麗だ

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間近から見上げる。凍結不足で初見の時ほどの感激はないな・・・

今年のスキーは武尊、浅間ともダメだったのでやり直そう!


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2019.01.07

岩木に始まり岩木で終わる。2018年の山

ねマラソンを始めるようになってから、山(山スキーを含む)の回数が減ってしまう傾向は
昨年から続いている。
目標のひとつ「月1回は山に行こう」は達成し、数だけは30回、
一覧表はこちらです。
「2018yama.pdf」をダウンロード

欄外に補足しましたが、山スキー9回と言うのは積雪が少なかったため(言い訳)
標高差1000m以上が3回だけと言うのも情けない。来年は頑張ります。

最近はトレランや表に「GIP」と記した「ぐんま緑のインタープリター」な仲間と
低山に行く機会が増えたが、植物に造詣の深い方が多く勉強になった。

いくつか印象に残った山を。

継子岳:木曽御岳北部の峰でアイスバーンで途中退却を余儀なくされたが、昔の仲間と再会。
角田山:カタクリやミスミソウ(所謂雪割草)がきれいだった。五郎(甲斐犬)との山もこれが最後かな?
前袈裟丸山:アカヤシオの群落に合った王された。
帝釈山:オサバグサを見に行ったが、田代湿原のワタスゲが良かった。
八甲田大岳:これも昔の(スキーでない)山仲間と、今年の紅葉は良くないと思ったが意外に良かった、
蝶ケ岳:久々に見る槍穂高連峰には血を掻き立てられた。
石尊山:地味な山だが、山頂付近のモミジが素晴らしかった。

来年(2019年)はもっと頑張ろう。

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2018.10.27

今回は絶景の蝶ケ岳

前回月末に行ったが、山頂からの槍穂高は見えなかった。
今度は天気予想でも天気図を見ても晴れるのはまず間違いない!と再訪(10/25)。

いつものように上信越道~長野道安曇野ICで下り烏川林道へ
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常念がくっきりと、期待通りだ。ところが・・・
ところが、途中に「通行止め」の看板が、駐車場から3.5km手前。途中に「時間通行止め」の看板はあったが、最近の台風で臨時に通行止めになったのか?
通過に問題はなそそうだが、帰りに止められてしまっても困る、ここに置いて行くか・・・
標高差250mくらいなので歩いて1時間位だろう、ロウカットシューズなので帰りは走れば30分ほどだろう。

6:45 出発、979m 山頂までの標高差は1700mほどになる。300m/Hで計算すれば5時間40分?
紅葉がきれいだ。車が何台か追い抜いていく、やはり「時間通行禁止」の意味だったのか?そうならそうとはっきり書いてよ。
50分で一般駐車場(本来の駐車場の800m手前)更に20分ほどで三股登山口1300mに。

ここから登山道に入る。
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カラマツの中の緩い登り、帰りは走れそうだ。

9:36 まめうち平1910m、「駐車場」からここまで2時間、トレーニングのつもりで真面目に歩いた前回は1時間50分だったからそんなに変わらないな。
50mほど下り登り返す、2000mを越えると梯子階段が連続するようになる。
この山を「トレランコース」として紹介している本があったがここは絶対走れないな・・・
途中からすっかり霧の中に入ってしまった、そのうち晴れるだろうな、
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高度が上がると霜や霜柱が、今年初めてだ。その内足元にも雪が。

空が明るくなってきたな、と思ったら
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雲の上に常念が!期待しよう。
2400mを過ぎると梯子階段は終わる。
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2600mで大滝山からの道と合流し稜線に出る。
さあ、景色を楽しもう。そんなに寒くないがヤッケを羽織る。

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常念の左に大天井、左手前が蝶槍
「jonen.jpg」をダウンロード

12:22 蝶ケ岳山頂着2677m、スタートから5時間37分。5時間40分の計算でピッタリ!ではないか。

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槍ヶ岳、左に

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大キレッと、更に左に

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穂高連峰がズラリ!
ワイドで全景を

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山々の名は
「hodaka.jpg」をダウンロード

南の大滝山から南は雲が多いが
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ここは下の梓川まですっきり見えている。

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焼岳の左には

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霞沢岳と乗鞍方面は霞んでいる、御岳は麓だけ。

槍ヶ岳のアップ
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と穂高のアップ
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さあ、蝶ケ岳ヒュッテで昼食だ。
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絶好のロケーションである。

昼食はカップラーメン、山頂から近いのでここでお湯を入れてから往復すると丁度いい?
今日は天気がいいので外のテーブルで。

また山頂に戻って写真を撮ったりしてから下山。
13:15 山頂出発

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さよなら、また来年もくるよ。花のころに

2500m位まで下ると霧の中に入り遠くは見えなくなる。
1500mあたりまで下りると雲の底に出た。

旧駐車場からは走れる。
15:40 森の駐車場横

16:05 車着 行動時間9時間20分、ちょうど手ごろだな。

前回8月30日に行った時はまだ花も残っており「夏の終わり」という感じだったが、
今回は「冬の初め」季節の移ろいは早い。

車で下って行くとあたりは晴れ、あのあたりだけ雲がかかっていた。
それにしても今月は良く山に行ったなあ~

4日八甲田山、5日日光半月山&狸山、8日火打山(高谷池まで)、22日半月山(ほんの散歩)
そして今回。20日の伊南川100kmも標高差1100m登るし沼山峠までは文字通り山登りだった。

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2018.10.08

4年ぶりの八甲田「山酒会」

4年前の記録はココ
この時は秋田100kmマラソンを走った翌日で、大岳から仙人岱経由の周回コースだった。

今回は64kmマラソンから中三日あり大分楽だ。「山酒会」とは昔の会社時代の山仲間(飲み仲間)の集まりで年一回会っている。普通は山を下りてから宴会だろうが、ここはまず宴会、翌日登るというハードなもの(笑)

今回は9人(62~75で団塊の世代が中心)
前日は新幹線の七戸十和田駅で集合し、奥入瀬渓谷と田沢湖を見物してから酸ヶ湯へ。
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水連沼からの八甲田連峰、大岳の頭は雲の中。

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酸ヶ湯、ここも30年以上前の冬には3年ほど通った。
宴会ではさすが寄る年波には勝てず、各自持ち寄った酒を消化できず帰路の楽しみとなった。

翌日は朝風呂の後、宿のバスでロープウェイまで送ってもらう。
9時始発のロープウェイ
晴れ、の予報に反し雲の中
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元気に?出発。

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田茂苞岳は湿原でどこが頂上かわからない。
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草紅葉には少し遅かったかな?

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足元にリンドウが?と思ったらイワギキョウだった。
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少し急な登りで赤倉岳1548m、まだ雲の中だ・・・

僅かなアップダウンで井戸岳、ここから噴火口が見えるのに、と思いながらゆっくり歩くと
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晴れた! 真面目に先に向かったチームは見えなかったろうな。

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端正な高田大岳も

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あとはやや急な下りで避難小屋へ、目前が大岳だ

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井戸岳の山肌の赤いのはチングルマの紅葉

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避難小屋着、先行組は昼食中、ここで3人だけ大岳を往復し、他の人にはここから下ってもらう。
ここから登り150m、往復45分と踏んだ。

今までとは異なり岩交じりの山道
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相変わらずガスっていたが、下ると見えてきた。
小屋の前で軽く食事をとり下山、追いつくかなあ?

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大きな湿原地帯に出る。

ここを横切り、階段を下ると
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眼下に毛務岱が広がり素晴らしい景色だ。足元は不安定だが写真を撮りまくる。

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素晴らしい紅葉、空も晴れてきた。

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振り返ると大岳に色とりどりの裾模様。

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最後に急斜面を下れば酸ヶ湯、ナナカマドが美しい。

今回のルート記録
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データ、ゴンドラ終点からの記録なので登りと下りの標高差が異なる
Data

宿、山、天気とも最高だったが、何より素晴らしかったのは仲間です。
皆さんお世話になりました。


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2018.08.31

25年ぶりの蝶ケ岳

最近の山はこんなタイトルばかり(汗)
25年前の5月は同じル―トを山スキーで行った。45歳かあ、若かったなあ。

天気予想で30日は高気圧が強まり暑くなる、という事で急遽決定。
ウェブで調べたら三俣登山口の手前が崩落し1km弱歩くらしい。帰りは走ればいいや。
この分を加えると所要時間は約9時間、車で片道3時間で合計15時間、早朝3時に出れば
18~19時には帰れるだろう。

三俣登山口手前800m下の駐車場へ、既に20台ほどいる平日なのに・・・(自分も)
6:03発
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標高は1220mほど。山頂2678mとの標高差は1458m、

6:15三俣登山口、標高1280m、ここから山頂(蝶ケ岳ヒュッテ)までのコースタイム(山と高原地図)
は5時間、11時までには着きたいが。

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最初は沢沿いの涼しい道。「力水」は冷たくて美味しかった。

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存在感のある木

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恐竜!、歯を模した石が。
この辺から尾根道になる。

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キノコ、裏が網状のイグチ類。帰りにとろう。

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足許には赤いゴゼンタチバナの実。

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これは何だろう? 調べたら「ツルリンドウ」の実らしい。

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7:52 まめうち平、1910m
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この先、は階段(梯子)が整備されている。
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無くても歩けそうだが。

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サラシナショウマが目立つ。

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コゴミ(クサソテツ)のなれの果てか?

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トリカブトの花も。

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ハリブキの実、今まで気付かなかっただけかな?

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ルビーのような真っ赤な実、なんだろう?

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右に常念が大きい、ただ、上空には雲が。これでは本命の槍穂高の大展望は駄目かな・・・

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大滝山から常念へ続く主稜線に出た!もうすぐだ。

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オヤマリンドウかと思うが、色が・・・

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ハクサンフウロ

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コケモモの実も色付いて。

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イワツメクサかな?

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ヤマハハコ

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10:30 蝶ケ岳着、稜線は寒い。ここまで4時間15分。まずは良いペース。

だが期侍の大展望は・・・
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見えない・・・
まずは小屋へ。

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蝶槍と常念、大天丈は見えているが・・・

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今日のお昼は厚切カツサンド&バナナ。この寒さならポットとラーメンを持参でも・・・

景色が見えかけたら外へ出、また戻る、の繰り返し。
雲が動いていないので諦め下山。

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これが最近の北アの山小屋料金か。
朝夕食が同料金なのは朝が豪華なのか夜が貧しいのか?(笑)

11:22出発。結局50分ここに。

13:01 まめうち平 2000m付近から小雨がパラパラ

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途中の沢に野生?のワサビが。

キノコを探しながら更に下る。

14:12 三俣登山口着 下山に要したのは2時間50分、コースタイムは3時間20分なので、山でもマラソンでも下りは得意なのだ。

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このあたり猿が多い。車中で見えたのを加えれば50頭以上だ。

14:20 駐車場着、この日の行動時間は8時間17分(正味7間25分)
楽に夕飯までに帰れる。

今回は槍穂高は見えなかったが、手軽に来られるのでまた来よう!

地図です。
「Map.jpg」をダウンロード

データ、累積標高差2000mはない、せいぜい1600mほどでは?
「log.jpg」をダウンロード

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2018.06.05

野反湖一周花の山

前日に奥武蔵ウルトラマラソン(78kmだが累積標高差が2100m!)を走ったが、月曜日まで晴れる様なので、リハビリを兼ね軽い山歩きをしよう、と野反湖に向かった。下道で80kmだが早朝なので2時間で到着。

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野反湖を見下ろす。

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まずは八間山へ登ろう、途中でシラネアオイ群生地にも寄れるし。

7:05 出発、既にここの標高1560m、八間山は標高1935mなので標高差は375m、
元気なら1時間だが今日はゆっくり行こう。
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登山口から進むとすぐにイワカガミが出迎えてくれた。満開!

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咲き始めたレンゲツツジと浅間山

左に「シラネアオイ群生地」の表示がありそちらへ向かうとガレ場に
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コマクサが咲き始め

さらに進むと
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シラネアオイ群生地。来週くらいまでかな?

元に戻り登山道を行く。

20180604_071733 これはアカヤシオ?

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ベニサラサドウダンが多かった。

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ナナカマドはまだツボミ

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コケモモの花だろう

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ツマトリソウもあちこちに

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可憐なミヤマカタバミ

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咲き残りのアズマシャクナゲ、今年はどこも花が早いな。

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足許にはマイズルソウ

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あそこかな?

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ズミの花

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青空に吸い込まれそうだ。

8:54 八間山着、寄り道したし、散々写真を撮りながらなので、こんなモンだろう。
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ここからそのまま進むと堂岩山から白砂山に向かうが、左へ野反湖北岸へ降りる。

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白砂山、野反湖からの道が整備され、容易に行ける山になった。

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何だろう?ヒイラギソウだったら花時期にまた来ないと・・

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ユキザサかな?

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今回、最大の謎がこの花、ランの仲間だと思うが?

10:08湖岸道路、野反湖の北東になる。標高1590m、ここからダムに向かって下る。
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手前の売店で。ここからエビ山、弁天山をゆっくり廻れば3時間ほどになるので。

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野反ダム、今回の最低高度1490m、ここから北に流れる川は千沢から中津川となる。

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さっき登った八間山方面

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こんな表示が。東岸には車道はない。
調べたら 遊歩百選とかに選ばれているらしい、知らなかった。

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この柳?の綿毛が飛んでいました。

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山の中にこの黄色いのも沢山。ミヤマキンバイ?キジムシロ?ミツバツチグリ?

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11:04 エビ山登山口、本来の野反湖外輪山?一周は三壁山~高沢山~エビ山を巡るが、
今日はショートカット。

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エンレイソウに似ているが、葉が4枚。

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美しい蛾のオオミズアオ、羽化直後なのか逃げない。
直後の証拠は、腹が太く羽根がまだ伸びていない。

以前、アゲハを何頭か家の中で羽化させ、判りました。
体液を羽根に送る事で伸ばし、体を軽くする為か・・最後にションベン一 

羽根が延びればこんな感じ。
Oomizu

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展望台から野反湖

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スミレの仲間でしょうが・・・

12:21 エビ山 1744m
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ここから東へ曲がり、弁天山を目指す。
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ベニサラサドウダンと弁天様の立つ
13:25 弁天山山頂1653m

あと下るだけ

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13:40 出発点に戻る。ガレ場の横がシラネアオイ。

気になる花があったので、来月また行こう!

今回のル―ト、反時計回り
「map.jpg」をダウンロード

データ、累積1000mも登ったのか!
「cors.jpg」をダウンロード

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2018.04.05

今年も花の角田山

「花の名山」として知られている新潟県の角田山、標高482mだが海抜0mから登るので結構登りでが、
去年に続いての再訪。ミスミソウ(俗称雪割草)で知られている。
関越道から行くのだが、関越トンネルを抜け湯沢あたり、ほとんど残雪がない!
ところが更に下り魚沼あたりまで来るとがぜん増える。やはり今冬の雪は山雪でなく里雪だったと再認識。

角田浜に車を置く。出発は11時過ぎになってしまい、下山者にすれ違う。
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灯台が見えている。いきなり階段急登が続く。五郎は飛び上がらないといけないので大変そう、

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海を見ながら登る山は開聞岳を思い出す。

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「ヤブツバキ」が多いが風が強い。足許を見ると
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「ハナイカリ」が!

さらに黄色いのが
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「ミツバツチグリ」だろう

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ちょっとした岩場を過ぎると傾斜は緩くなり、花が増えてくる。

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ミスミソウで有名だが、実は「カタクリ」の名所でもある。

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振り返れば海が。前述の開聞岳登山道は螺旋状に一周する形だが、ここはモロ直登だ。

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可憐な「キクザキイチゲ」

平担な場所で昼飯にしよう。
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おにぎりとカレーうどん。今は性能の良い魔法瓶が便利。
900mlのを買ったので2ケ作れる。

更に登る。
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カタクリの葉っぱの間に小さな花が、葉の形から「ミチノクエンゴサク」かな?

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名物の「ミスミソウ」 最近は園芸店でも目にするようになった。

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「カタクリ」の群落はいたる所に。登山道の両側にも。

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珍しい白花のカタクリ

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ピンクも可愛い

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「ショウジョウバカマ」も目立った。

2時間以上かけ
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山頂着。平日だけど大勢いました。

下りは去年登りに使った「さくら尾根」のつもりだったが・・・
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この緩い道は違う。もう少し左のはず。

で、行きましたがやはり違う。おおまかな方向は合っているので下山後歩けばいいや。

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「エンレイソウ」地味だな・・

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青い「キクザキイチゲ」も!

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この花は・・判らない、と思ったら走友が「キバナノアマナ」と教えてくれました!

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とりあえず下山。やはり違ってた。ここから角田浜までは1km位だろう。

道を間違えたのがしゃくだったので、車に戻る女房を後に去年の「登山口」に向かう。
あった・・・・・・
ここからミスミソウの咲く場所まではすぐなので
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やはり綺麗

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なんで間違えたんだろう?単純ミス・・・

今年のコース
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去年のコース。山頂直前で間違えた・・・
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2018.03.26

木曽御岳・継子岳山スキー

1週間以上間が空いてしまったが、忘れぬ内に。
RSSA(スキーアルピニズム研究会)の古いメンバーが久しぶりに揃った。
関東、関西から現役、OB併せ9人が岐阜県の御岳チャオスキー場に集合した。

群馬からは18号~松井田IC~上信越道~更埴JCT~長野道~塩尻北IC~19号~365号経由で255km程。
天気は文句なし。

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開田高原から御岳の全容。南(左)から順に御岳山、マイア、チャオの3つのスキー場がある。
御岳に来るのは20年ぶりだなあ。

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チャオスキー場と右が御岳北端の継子岳2859m

岐阜県の日和田高原を通りスキー場に着いた。
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乗鞍岳が大きい

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ゲレンデから継子岳を望む、結構急だな・・

出発は10時過ぎになってしまった。
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一人はゲレンデ、後の8人はシールを貼る。
5人は山頂を目指し、3人は森林限界までにすると。
標高は2175m、標高差は700m弱なので、トラバースの時間を考慮しても3時間と踏んだが・・・

数日続いた暖気から今日は冷え込みアイスバーンに数ミリの雪がうっすら乗る状態。
最初はほぼ夏道と思われる樹林を3本の沢を越えトラバース気味に進むが、エッジが効かず何回かずり落ちる。
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予想外に時間がかかってしまった。
スキーを担いでアイゼン歩行の方が早かったかも知れない。

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気持の良い斜面に出た。

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上から撮って貰った1枚。

最後の沢の手前から登りに。
沢の中は雪があり歩きやすいが上部は硬そう。
時間の関係で2400m辺にスキーをデポし、アイゼンで目指す事にしたが・・・
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シュカブラが美しい、

森林限界2500mから傾斜が急になり雪面も更に固くなって来たので、引き返す事にする。
もっと早く雪の柔らかい時期か、1ケ月位遅くして雪の融ける時期が良いかも。
因みにこの日の開田高原1130mのアメダスは
Kion
これより1200m以上高いので7度は低いだろうから最高気温もプラスにはならなかった?

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13:48 西村氏の滑り出し
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締り雪だがなんとか滑れる。

100m程降り後はずっと左山の斜滑降。
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大斜面だが

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笠ケ岳、黒部五郎、薬師岳、昔滑ったなつかしい山々・・・

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最後に沢を下る

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最後は少しだけ上り返してゲレンデに戻った。15:45

ここからはゲレンデだが脚が疲れており何回か転んだ・・・

この日のル-ト
Mamakodake
赤が登り、青が滑降だが、電池が途中で切れたので下りは正確でない。


宿は日和田高原ロッジ、この辺りは陸上選手の高地トレーニングに使われるようで、
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食堂には青学の原監督や神野大地選手のサインが。

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20年、30年ぶりの再会メンバーもあり大いに飲んだ。

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メインは石狩鍋。皆さんお世話になりました。

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2018.02.02

意外に人が多かった佐渡山

28日に勝田マラソンを走り、翌日氷結した袋田の滝を見てきた。
帰った翌々31日、天気が良さそうなので新雪を滑りに。
実はマラソン前日の27日に行こうと思い計画したのだが、直前に時間のかからない上越に変更したのが大失敗!関越道が事故で不通、他に遊びに・・・

大当り、文句なしの天気。
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朝焼けの黒姫山

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戸隠から高妻山

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妙高山

7:43 戸隠大橋からスタ-ト、我が家から3時間弱で着いた。車は2台。
標高1140m、佐渡山が1828mなので標高差は700m足らず、と楽勝の筈だったが・・・
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最初はカラマツ林の中の林道、トレースはしっかり。

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佐渡山の全景が見える!

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可愛い冬芽、子供の万歳?ウサギ?

トレースは佐渡山コルに向かっているが、そのまま尾根から山頂を目指す。
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標高が上がるに従いブナが。

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稜線を目指す。

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11:23 手稜線、飯縄山が見える

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この緩い尾根を滑るのもいいなあ

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ダケカンバが目立つ様に

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高妻山、最近は「パウダーの聖地」らしいが、我々がここを滑って会誌に発表したのが1982年。
36年前になるのか!?

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右には黒姫山と中央火口丘の御巣鷹山、そこら辺滑りまくった日々。

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枝に下がるサルオガセ、昔キリマンジャロ山麓のジャングルでも見たなあ

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1750m辺りから緩い尾根、右には小さな雪庇が、
ここから左に滑り込んでいるシュプールが多い。

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11:30佐渡山着、3時間位かと思ったが、4時間近くかかった。弱くなったなあ・・・・
3人パーティーは北面を滑るようだ。
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どうもガイドツア-だったようだ。

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11:43出発、左の雪庇に注意しながら滑る

先ほどの9合目?まで下ると10人ほどのパーティーがここから滑りこんだ。
私もコースが重ならないよう左目を滑る。深雪ではなかったが程よい斜度で快的!

11:58 1450m滑降終了、「山スキー百山」ではここから登り返し北面を滑るコースを紹介しているが、今回はこの1本で切り上げる。
ほとんど外人のグループで聞いたら「フィンランド」わざわざこんなローカルな山へ!?詳しい事は聞けなかったが。
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お昼はコレ、最近の魔法瓶は安くて高性能、シールを剥がしたりする時間を有効に使える。
箸を忘れたので小枝を・・・

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12:23 一行の後を歩き出す。

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この縦筋の肌の木は何だろう?

皆若いのでどんどん先を行く。端から佐渡山コルへ向かうと思い込んでいたが、いやに登る・・・
130mしか登らない筈だしそんな急な訳はない、GPSを見ると五地蔵方面に向かっており200mも上っている。
間違いだ! 下ろう。面倒なのでシールのまま。

13:26 さっきの上り口付近に戻る。1時間のロスだった。
こんどは慎重に方角を確認しながら登る。

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14:28 やっと佐渡山コル、トレースが交差している。
さあ、シールを剥がし下りだ。

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木の多い尾根なので雪質の良い北(左)を絡んだ。

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林道に出た。
緩いがまあまあ滑る。

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15:04 帰着、車が増えていた。

佐渡山、地味ですね。しかも平日、でも意外に人が入っていたのには驚いた。
25年前にも行きましたが、やはりスキー向きの山ですね。

今日は間違えたので累積標高差1000mを越えたが、本当は800mの予定・・・
ル―ト図、赤が上り、青が下り
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